20世紀西洋人名事典 「ピエールグリパリ」の解説
ピエール グリパリ
Pierre Gripari
1925 -
フランスの作家。
パリで働きながら奇想に富んだ小説や戯曲を書く。溢れ出る想像力と、きらめくユーモアを特徴とする作品が多い。「木曜はあそびの日」(’67年)は、昔話や伝説の世界の住人が登場する物語集で、「ピポ王子」(’76年)は、人生の真実を秘めた劇的な幻想的な作品である。また「ピルリピピ、二杯のシロップと一人の魔女」(’78年)は、言葉が美しい響きをもって伝わってくる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報