20世紀西洋人名事典 「ピエールマッコルラン」の解説
ピエール マッコルラン
Pierre MacOrlan
1883.2.26 - 1970.6.27
フランスの小説家,詩人。
ソンム県ペロンヌ生まれ。
本名Pierre〉 ピエール〈Dumarchey デュマルシー。
若くして両親を失い、1900年パリに出て画家を志したが生活のため種々の職業を経験。’10年代モンマルトルの前衛芸術家たちと親交。又旅を好み、ヨーロッパや北アフリカの港に遊ぶ。作品はいずれもモンマルトルや港町を舞台に芸術家、娼婦、船員などの生活を、抒情的でメランコリックに描いた。’50年アカデミー・ゴンクール会員。主な作品に「船員の歌」(’18年)、「女騎士エルザ」(’21年)、「霧の波止場」(’27年)、「深夜の伝統」(’30年)、「夜明けの記録」(’55年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報