日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピソニア」の意味・わかりやすい解説 ピソニアぴそにあ[学] Pisonia umbellifera Seem. オシロイバナ科(APG分類:オシロイバナ科)の常緑高木。オーストラリア、モーリシャス、ニュージーランド、小笠原(おがさわら)諸島などに分布し、和名をウドノキ、オオクサボクという。葉は節間の詰まった枝に密につき、長さ30センチメートル、幅10センチメートルの長楕円(ちょうだえん)形で、葉の外側が幅広い白から黄白色で、中央が濃緑と灰緑が不規則模様をなす園芸品種が観葉鉢物としてつくられる。栽培はゴム類に準じるが、寒さや乾燥にはより弱く、夏は半日陰で灌水(かんすい)を多くする。[植村猶行 2021年2月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例