保温(読み)ほおん

精選版 日本国語大辞典 「保温」の意味・読み・例文・類語

ほ‐おん ‥ヲン【保温】

〘名〙 温度を保つこと。「保温器」
※紐育(1914)〈原田棟一郎桑港二日「併し花一輪と雖も、肥料から保温(ホヲン)から換気〈略〉それは中々並大抵でないらしい」

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デジタル大辞泉 「保温」の意味・読み・例文・類語

ほ‐おん〔‐ヲン〕【保温】

[名](スル)温度を一定に保つこと。特に、温かさを保つこと。「室内を保温する」「保温材」
[類語]温熱火熱かねつ炎熱焦熱熱気温気うんきいきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱赤熱白熱加熱過熱暖房予熱断熱発熱放熱高熱ヒート

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の保温の言及

【伝熱】より

…そして,熱エネルギーの変換や輸送の過程には必ず伝熱現象が付随する。 伝熱技術は多岐にわたり,ある条件の下での伝熱量や温度分布をできるだけ正確に予測する手法はもちろんのこと,例えば,熱を移動しやすくする技術(伝熱増進),あるいは反対に熱の移動をできるだけ小さく保つ技術(断熱,保温)など伝熱を積極的に制御しようとする技術もある。
[伝熱の形態]
 熱の移動は,ほかから仕事が加えられない限り,つねに温度の高いところから温度の低いところへ向かって起こる。…

※「保温」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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