ピヤシリ山(読み)ぴやしりやま

日本歴史地名大系 「ピヤシリ山」の解説

ピヤシリ山
ぴやしりやま

下川町の北西端、名寄市・美深びふか町・雄武おうむ町の境にあり、九八六・六メートル。北見山地の北部に位置し、北のぬま(八九九メートル)にかけて九〇〇メートル前後のなだらかな峰が連なる。山頂には一等三角点(名称は飛鏃岳)が設置されている。地質は厚い安山岩質溶岩に覆われ、植生中腹まで針葉樹・広葉樹混交林で、稜線付近でダケカンバチシマザサ群落、山頂付近でハイマツ、コケモモの群落がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内のピヤシリ山の言及

【名寄[市]】より

…市街地近くに国立北海道薬用植物栽培試験場がある。北東のピヤシリ山(987m)は頂上のハイマツの群生と利尻富士,大雪連峰の雄大な眺めで知られる。名寄高師小僧(天),名寄鈴石(天)などの石を産する。…

※「ピヤシリ山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android