改訂新版 世界大百科事典 「ピュトン」の意味・わかりやすい解説
ピュトン
Pythōn
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ギリシア中部のパルナッソス山の南麓にあるアポロンの聖地,神託地。伝説によれば,この地は初め大地の女神ガイアの聖地で,ピュトンPythōnと呼ばれる大蛇に守られていたが,アポロンがこれを射殺して神託所を開いたといわれる。デルフォイの神託は最初はただ地方的な意義しかもたなかったが,ギリシア人の植民が盛んになった前8~前7世紀ころから非常に重要視され,その名声はギリシア人の範囲を越え,リュディアやエジプトを含むオリエント諸国にまでひろがった。…
…彼は一般にもっともギリシア的な神格とされるが,もともとは小アジアもしくは北方遊牧民に起源をもつ外来の神であったと考えられている。神話では,アポロンの生地はまだ浮島だったころのデロス島とされ,誕生直後に父神ゼウスから弓と竪琴を与えられた彼は,まず白鳥に運ばれて行ったヒュペルボレオイ(極北人)のあいだで1年を過ごしたあと,世界の中心としてオンファロス(〈へそ〉の意)の異名をもつデルフォイに来ると,大地女神ガイアの神託所の番をしていた大蛇ピュトンを射殺し,新たにみずからの神託所を開いたという。このほか,その職能が多方面にわたるうえに,りりしく美しい青年と想像されたアポロンをめぐっては,おびただしい数の神話が語り伝えられており,月桂樹に変容したニンフのダフネ,医神アスクレピオスの母となったコロニスKorōnis,円盤にあたって死んだ美少年ヒュアキントスらとの恋物語や,牧神パンとの歌競べなど,よく知られた話が多い。…
…ギリシア中部のパルナッソス山の南麓にあるアポロンの聖地,神託地。伝説によれば,この地は初め大地の女神ガイアの聖地で,ピュトンPythōnと呼ばれる大蛇に守られていたが,アポロンがこれを射殺して神託所を開いたといわれる。デルフォイの神託は最初はただ地方的な意義しかもたなかったが,ギリシア人の植民が盛んになった前8~前7世紀ころから非常に重要視され,その名声はギリシア人の範囲を越え,リュディアやエジプトを含むオリエント諸国にまでひろがった。…
…ニシキヘビ亜科は5属22種がアフリカ,熱帯アジア,ニューギニア,オーストラリアに広く分布し,そのうちオウダ(王蛇),またはパイソンの名で一般にもよく知られる10種がニシキヘビ属に含まれ,亜科のものと同一分布域に生息する。 英名のpythonがギリシア神話に登場する巨大なヘビ,ピュトンに由来するとおり,ニシキヘビ属には全長5mを超えるものが4種含まれる。最大種は東南アジアのアミメニシキヘビP.reticulatus(英名reticulate python)(イラスト)で,美しい網目模様と太い胴の持主として動物園でも人気がある。…
…これについてユング心理学では,混沌の象徴である竜が殺されて秩序が生じる過程を,人間の意識の発展と解釈する。ギリシア神話の怪物ピュトンはアポロンに射殺されて,同地の支配を人間の手にゆだねる。テーバイの建設者カドモスはアレスの泉を護っていた竜を斬り殺す。…
※「ピュトン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新