ファイ=ガンマ関数(読み)ファイ=ガンマかんすう(英語表記)phi-gamma function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファイ=ガンマ関数」の意味・わかりやすい解説

ファイ=ガンマ関数
ファイ=ガンマかんすう
phi-gamma function

絶対閾 (刺激閾) や弁別閾を実験的に測定するとき,刺激値γ (ガンマ) に対して認知あるいは弁別の成立する確率 (ファイ) の分布を示す関数。この確率はのほうが刺激の大きさより小さくなる確率に等しいから,もし閾値の偶然的変動正規分布するとすれば,累積正規分布関数のあてはまる確率曲線 (精神物理学的関数あるいは精神測定関数という) が得られるはずである。閾値推定のためにロジスティック曲線をあてはめる場合もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android