ファールンの大銅山地域(読み)ファールンのだいどうざんちいき

世界遺産詳解 「ファールンの大銅山地域」の解説

ファールンのだいどうざんちいき【ファールンの大銅山地域】

2001年に登録された世界遺産文化遺産)。ファールンは、スウェーデン中部のダーラルナ地方にある都市で、銅山の町として栄えた。この銅山は、最盛期には全世界の銅の3分の2を産出したといわれるほどの規模で、1992年まで採掘が続けられた。ファールンの町の歴史はおよそ1200年頃にさかのぼるが、この頃すでに銅の採掘が始まっており、14世紀には市街市場が形成された。この町には、採掘坑などをはじめ、歴史的な鉱工業都市として発展してきた足跡が残されており、旧銅山の一部は銅山博物館となっていて、ファールン銅山の歴史や採掘道具などが展示されている。◇英名はMining Area of the Great Copper Mountain in Falun

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android