日本大百科全書(ニッポニカ) 「ファールン」の意味・わかりやすい解説 ファールンふぁーるんFalun スウェーデン中部、ダーラナ地方の鉱業都市。人口5万4601(2001)。地下資源が豊富なベルイスラーゲンBergslagenとよばれる丘陵地帯に位置する。1280年創立の鉱山会社に代表される鉱業は、当時は銅の産出量で世界一を誇ったが、現在では硫黄(いおう)、亜鉛が主で、副産物として硫酸、赤色塗料を産出する。製紙、製材、自動車部品などの工業もある。15世紀建立の大銅山教会、17世紀のクリスチーネ教会、鉱山博物館がある。またウィンタースポーツの中心地で、ゲレンデやジャンプ台の設備がある。[中島香子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例