20世紀西洋人名事典 「フィリップキング」の解説
フィリップ キング
Phillip King
1934.5.1 -
英国の彫刻家。
チュニス生まれ。
1954〜57年にケンブリッジ大学で言語学を専攻したが、’57年からセント・マーチン美術学校で学び、ヘンリー・ムーアの助手となる。曲面のあるシンメトリカルな彩色彫刻が特徴であり、美術学校の師、アンソニー・カロに続く彩色彫刻の代表的作家として注目される。’70年代に石、木、鉄鋼などの自然のままの素材を組み合わせたオブジェ風作品が多くなり、代表作の「オープン・プレース」(’77年)などにもその特徴がみられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報