フォルモサ州(読み)フォルモサ(その他表記)Formosa

翻訳|Formosa

関連語 Formosa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォルモサ州」の意味・わかりやすい解説

フォルモサ〔州〕
フォルモサ
Formosa

アルゼンチン北部の州。州都フォルモサグランチャコと呼ばれる大平原の中部を占める州で,東と北はそれぞれパラグアイ川ピルコマヨ川を隔ててパラグアイと相対し,南はベルメホ川によってかぎられる。ほぼ全域が低木林に覆われた沖積平野で,ところどころに草原や湿地帯が広がる。亜熱帯気候に属し,10月~6月が雨季。主産業は農業(ワタ,タバコ,サトウキビ)と牧畜であるが,いずれも繰り返して起こる洪水干魃に悩まされている。森林地帯にはケブラチョ(タンニン原木)が繁茂し,重要な収入源となっている。ピルコマヨ川国立公園があり,観光業も重要。パラグアイ川に沿って幹線道路が通り,州中央部を鉄道と道路が横断するほかは,交通網はあまり発達していない。面積 7万2066km2。人口 48万6559(2001)。

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