フッ化ストロンチウム(読み)フッカストロンチウム

化学辞典 第2版 「フッ化ストロンチウム」の解説

フッ化ストロンチウム
フッカストロンチウム
strontium fluoride

SrF2(125.62).フッ化水素酸炭酸ストロンチウムを加えると得られる.無色の立方晶系結晶.密度4.24 g cm-3.融点1463 ℃,沸点2460 ℃.空気中では1000 ℃ 以下安定で,それ以上では酸化ストロンチウムになる.水に難溶,塩酸に可溶,フッ化水素酸,エタノールアセトンに不溶.固体電解質成分,医薬品光学レンズ,光学薄膜蒸着材,レーザー用単結晶などに用いられる.[CAS 7783-48-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む