フバル島(読み)フバルトウ

デジタル大辞泉 「フバル島」の意味・読み・例文・類語

フバル‐とう〔‐タウ〕【フバル島】

Hvarクロアチア南部、アドリア海に浮かぶ島。ダルマチア諸島に属す。東西に細長く、約65キロメートルの長さがある。主な町はフバルスタリグラード。観光保養地、ワイン産地として知られる。2008年に島の北東部のスタリグラード平原が世界遺産文化遺産)に登録された。

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改訂新版 世界大百科事典 「フバル島」の意味・わかりやすい解説

フバル[島]
Hvar

クロアチア南部,アドリア海沿岸の島。面積299.7km2,人口約2万。島の中心は南西岸のフバル(人口3000)。おもに石灰岩から成るが地中海性の気候に恵まれ,ブドウ酒,オリーブ油ラベンダー香水を産し,畜産漁業が盛ん。ギリシア・ローマ時代の遺跡,中世ベネチア風の建造物が数多く残る。海水浴場も整備されていて,四季を問わず太陽を求める内外の観光客でにぎわっている。
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世界大百科事典(旧版)内のフバル島の言及

【劇場】より

…また同じ17世紀には,ベネチアを中心とする大衆劇場の成立も見られ,平土間の周囲を何層もの桟敷席が囲む,以後ヨーロッパで一般的となる形態も確立された。これは貴族がその収入源として営んだもので,現存する最古の例はユーゴスラビアのフバル島にあり,1612年の竣工である。一方,旅役者の仮設舞台の伝統は古代からあり,各地にそれを下敷きにした民衆劇上演の舞台形式も発達していた。…

※「フバル島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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