20世紀西洋人名事典 「フョードルアブラーモフ」の解説
フョードル アブラーモフ
Fyodor Aleksandrovich Abramov
1920 - 1983
ソ連の小説家。
アルハンゲリスク州生まれ。
1954年に農村の矛盾をかくし、美化した戦後の文学をきびしく批判した論文を書き、物議をかもした。著作にアルハンゲリスク州の貧しいペシカノ村の過酷な農民生活を描いた「兄弟たちと姉妹たち」(’56年)、「二度の冬と三度の夏」(’68年)、「わかれ道」(’73年)、「家」(’79年)の四部作がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報