20世紀西洋人名事典 「フランク・P.ラムゼー」の解説
フランク・P. ラムゼー
Frank Plumpton Ramsey
1903 - 1930.(1960.説もあり)
英国の数学者,論理学者,哲学者。
21歳の時ケインブリッジ大学キングズ・カレッジのフェローとなる。論理学や哲学、経済学の分野に大きな足跡を残す。数学基礎論の分野においての業績は「数学基礎論」(1930年)にまとめられ、後のJ.vonノイマンなどに影響を与える。数理経済学の分野では、さまざまな条件下で動学的最適貯蓄計画を分析した「貯蓄の数学理論」(’28年)という論文が著名。「租税理論への一貢献」などで、現代の最適課税及び最適料金理論の先駆的業績を残すなど、20世紀前半の代表的数理経済学者だが夭折。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報