20世紀西洋人名事典 「フランシスプーランク」の解説
フランシス プーランク
Francis Poulenc
1899.1.7 - 1963.1.30
フランスの作曲家,ピアノ奏者。
パリ生まれ。
「フランス六人組」の作曲家の一人。15歳からスペインのピアノ奏者R.ビニェスに師事。1917年歌曲「黒人の狂詩曲」でデビュー。’24年モンテ・カルロ劇場でバレエ「牝鹿」の初演で大成功を収める。第二次大戦中はパリで歌手ベルナックの伴奏者として活躍する傍ら、占領下のレジスタンス運動に音楽を通じて参加。戦後はオペラや合唱曲の傑作を連続的に発表。真のフランス的伝統に立脚した音楽の創造をめざし、その音楽は洗練された感性と軽快な機知とユーモアにあふれ、みずみずしい詩的情緒を讃えている。他の作品に「2台のピアノの協奏曲」(’33年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報