20世紀西洋人名事典 の解説
フランシス ヴィエレ・グリファン
Francis Vielé Griffin
1864 - 1937
フランスの詩人。
米国生まれ。
1886年詩集「4月のつみ草」でデビューする。象徴主義の詩人で理論家として知られる。マラルメの火曜会に深く傾倒する。初期の彼のすぐれた業績は、韻律法上の変革に関してであり、詩集「白鳥」で、自由な内的律動をもつ12音綴詩句を試みる。そして、「歓喜」で、厳密な意味での自由詩の創造に成功する。また、雑誌「政治・文学会談」を刊行して重要な役割を演じた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報