フランチェスキーニ(その他表記)Franceschini, Marcantonio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フランチェスキーニ」の意味・わかりやすい解説

フランチェスキーニ
Franceschini, Marcantonio

[生]1648.4.5. ボローニャ
[没]1729.12.24. ボローニャ
イタリアの画家。 G.ガリ・ダ・ビビエナと C.チニャニに師事し,ボローニャ,モデナローマなどで活躍。 1721年にボローニャのアカデミア・クレメンティナの所長。 L.カラッチと F.アルバニの影響を受け,ボローニャ派伝統である美しい色彩の装飾的なフレスコ画と油絵を多数描いた。作品の多くは失われ,代表作であるボローニャのコルプス・ドミニコ聖堂の絵も第2次世界大戦中に破壊された。

フランチェスキーニ
Franceschini, Baldassare

[生]1611. ボルテラ
[没]1689.1.6. ボルテラ
イタリアの画家。彫刻家の子で父の助手をしていたが,フィレンツェの画家 M.ロッセリに師事。 1652~60年にフィレンツェのニコリニ礼拝堂の装飾,83年頃にはアヌンチャタの礼拝堂のフレスコ画を描いた。フィレンツェ派のバロック期の画家として生地の名を取りイル・ボルテラーノと呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 フレスコ画

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android