20世紀西洋人名事典 「フリードリヒパウルゼン」の解説
フリードリヒ パウルゼン
Friedrich Paulsen
1846.7.16 - 1908.8.14
ドイツの哲学者,教育者,倫理学者。
元・ベルリーン大学教授。
ランゲンホルン(シュレースヴィヒ)生まれ。
1866年エアランゲンで神学を学び、さらにベルリーンやボン、キールで哲学を学び、1870年学位を取得。その後、自然科学や社会科学を修め、1875年ベルリーン大学私講師、1878年同助教授を経て、1893年ベルリーン大学哲学・教育学正教授となる。スピノーザやカント、フェヒナーの影響を受け、観念論的汎神論を形成し、目的論的活動説を倫理学の原理とする。又、学校教育の改革にも貢献し、著書に「ドイツの学校・大学における学術教育の歴史」(1885年)、「哲学入門」(1892年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報