ブラキカム(読み)ぶらきかむ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラキカム」の意味・わかりやすい解説

ブラキカム
ぶらきかむ
[学] Brachyscome iberidifolia Benth.

キク科(APG分類:キク科)の半耐冬性一年草。オーストラリア原産。茎は直立性で高さ20~40センチメートル、散房状に分枝する。葉は互生し、羽状葉で裂片は細い線状。葉がコスモスに似て小さいので、ヒメコスモスの名があり、またヒメヨメナ、ブラキスコメともいう。シネラリアに似た頭状花を多数つける。舌状花は青、青紫色で美しく、基部に白色斑紋(はんもん)がある。中心花は黒色。園芸種には白色や紅紫色の花もある。花壇、鉢植え用として観賞する。秋播(ま)きした苗をフレームで越冬させ、春に花壇や仕上げ鉢に植える。

[山口美智子 2022年4月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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