ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリュヌ」の意味・わかりやすい解説
ブリュヌ
Brune, Guillaume (-Marie-Anne)
[没]1815.8.2. アビニョン
フランスの軍人,元帥。フランス革命期,G.ダントンを支持し,バンデーの反乱の鎮圧後軍人生活に入った。 1796年アルコレの戦いで有名になり,1804年元帥。その後イスタンブール駐在大使をつとめた。 14年までナポレオン1世の不興を買っていたが,「百日天下」ではナポレオンに味方し,ワーテルローの戦い後,南フランスの王党派による「白色テロ」によって虐殺された。
ブリュヌ
Brunhes, Jean
[没]1930. ブーローニュ
フランスの地理学者。景観を重視し,人文地理学に明確な教育的基礎を与えた。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) でビダール・ド・ラ・ブラーシュに地理学を学んだ。 1896~1908年スイスのフリブール大学教授。 09年ローザンヌ大学に移る。 12年以後コレージュ・ド・フランスの教授。 29年科学アカデミー会員。主著に『人文地理学』 Géographie Humaine (1910) がある。
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