ワーテルロー(読み)わーてるろー(英語表記)Waterloo

翻訳|Waterloo

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワーテルロー」の意味・わかりやすい解説

ワーテルロー
わーてるろー
Waterloo

ベルギー中部ブラバン・ワロン州にある、古戦場で有名な都市。人口2万8898(2002)。市の南東4.8キロメートルのラ・ベラリャーンスLa Belle Allianceは、1815年6月18日、ウェリントン率いるイギリス軍とブリュッヒャー率いるプロイセン軍の連合軍が、ナポレオンのフランス軍と対決し(ワーテルロー戦い)、ナポレオン軍の敗退を決定的にした場所。農場の点在する丘陵地帯を見晴らす展望台や蝋(ろう)人形などを展示する記念の博物館などがある。首都ブリュッセルへの通勤者の住宅地や別荘地となっている。

[川上多美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワーテルロー」の意味・わかりやすい解説

ワーテルロー
Waterloo

ベルギー中部,ブラバント州の都市。首都ブリュッセルの南東約 15kmにあり,同市への通勤者の居住地。自動車組立て,繊維タイヤ金属加工などの工場も立地する。「ワーテルローの会戦」の戦場は,この町の南 5kmのゆるやかな起伏の農耕地帯。高さ 45mの人口丘の展望台の頂上に,戦争に使った武器を溶かして造った高さ 4.5m,重さ 28tのライオン像の記念碑がある。人口2万 7860 (1991) 。

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