ブリュメール十八日(読み)ブリュメールジュウハチニチ

デジタル大辞泉 「ブリュメール十八日」の意味・読み・例文・類語

ブリュメール‐じゅうはちにち〔‐ジフハチニチ〕【ブリュメール十八日】

1799年11月9日、ナポレオンクーデター総裁政府を倒し、統領政府を樹立した事件。霧月(ブリュメール)の18日にあたるところからいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリュメール十八日」の意味・わかりやすい解説

ブリュメール十八日
ブリュメールじゅうはちにち
dix-huit Brumaire

1799年 11月9日 (革命暦8年ブリュメール〈霧月〉18日) ,フランスでナポレオン・ボナパルト (ナポレオン1世 ) が総裁政府を倒して独裁への道を固めたクーデターをさす。財政の困難な状況によって不人気となった総裁政府を目前にして,エジプト遠征からパリに帰還したナポレオンは,政治的変革をねらって E.シエイエス,C.タレーラン,J.フーシェの協力を得て元老会五百人会を粛正し,翌ブリュメール 19日執政政府を樹立した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android