執政政府(読み)しっせいせいふ(英語表記)Consulat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

執政政府
しっせいせいふ
Consulat

1799年 11月,フランスにおいてブリュメール十八日クーデターにより総裁政府を倒したナポレオンボナパルト (ナポレオン1世 ) が樹立した政府。統領政府とも訳される。同年 12月,共和暦第八年憲法を制定。執政政府の立法機関は4院から成るが,政府を構成する3人の執政のなかで第一執政であるナポレオン以外は名目的な権限しかもたなかった。行政機構の中央集権化,司法制度の改革,公教育制度の確立,フランス銀行の創設 (1800) ,ローマ教皇との和解 (コンコルダ,01) ,『フランス人の民法典』 (07年以降『ナポレオン法典』と呼称) の完成 (04.3.) などがこの政府の主要な仕事であった。対外関係ではマレンゴでオーストリア軍を破り,ライン川左岸を得,1802年にはアミアンでイギリス,フランス間の平和条約を締結した。

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百科事典マイペディアの解説

執政政府【しっせいせいふ】

1799年ブリュメール18日クーデタ総裁政府が倒れてから1804年ナポレオンが帝位につくまでのフランスの政体。立法機関は4院制で弱体,行政権は執政3人にゆだねられていたが,実権は第一執政ナポレオンの手中にあった。
→関連項目シエイエスフランス革命

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精選版 日本国語大辞典の解説

しっせい‐せいふ【執政政府】

フランス革命期、ブリュメール一八日(一七九九年一一月九日)のクーデターで成立した政府。はじめ三名の臨時執政官、次いで任期一〇年の三執政官を置いたが、その中のナポレオンが一八〇二年終身執政となり、次いで皇帝となったため一八〇四年に廃止となった。統領政府。

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