デジタル大辞泉 「ブレナム宮殿」の意味・読み・例文・類語 ブレナム‐きゅうでん【ブレナム宮殿】 《Blenheim Palace》英国オックスフォード郊外のウッドストックにある大邸宅。英国を代表するバロック様式の宮殿だが、貴族の私邸。1704年に将軍ジョン=チャーチルがフランス軍を破った功でアン女王から下賜されたもので、宰相ウィンストン=チャーチルの生誕地としても知られている。風景式の庭園は、英国のロマン主義庭園の端緒とされている。1987年、世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界遺産詳解 「ブレナム宮殿」の解説 ブレナムきゅうでん【ブレナム宮殿】 1987年に登録された世界遺産(文化遺産)で、イギリス南部オックスフォードシャー県のウッドストックに位置する。1704年、フランス軍を撃破したブレンハイムの戦いで、軍功のあった初代マールバラ公爵ジョン・チャーチルに、アン女王が下賜した宮殿。1705年に着工し、1722年に完成した。4600万m2の敷地に建設された邸宅は2万8000m2、200余の部屋があり、豪華な装飾が施されている。18世紀のイギリス建築様式を代表する大規模な宮殿と、森や湖、丘などの自然を取り入れた広大な庭園の魅力が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はBlenheim Palace 出典 講談社世界遺産詳解について 情報