デジタル大辞泉 「スクーン宮殿」の意味・読み・例文・類語 スクーン‐きゅうでん【スクーン宮殿】 《Scone Palace》英国スコットランド中東部の都市パースの北郊にある宮殿。現在はマンスフィールド伯爵家の邸宅。16世紀に建造、19世紀に増築されて現在の姿になった。敷地内に10世紀から16世紀にかけて歴代スコットランド王の戴冠式が行われた場所があり、王が座ったとされる「運命の石」の複製がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「スクーン宮殿」の解説 スクーンきゅうでん【スクーン宮殿】 イギリスのスコットランドの首都エディンバラ(Edinburgh)から、北へ車で約1時間ほどのところにあるパース(Perth)郊外の宮殿。パースの市街の北方約5kmほどのところにある。パースは、かつてのスコットランド王国の首都が置かれていたところで、この宮殿はその王宮だった。マクベスをはじめとして歴代スコットランド王の戴冠式は、この宮殿で行われていた。王位の継承に不可欠の「運命の石」(スクーンの石)が置かれていた敷地に建てられた建物が、この王宮の前身とされる。この運命の石は1296年、イングランド王エドワード1世によって持ち去られ、その後はロンドンのウェストミンスターに置かれたが、現在はエディンバラ城に展示されている。宮殿内は豪華な造りで、大量の陶磁器などがある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報