プレスの内部的自由(読み)プレスのないぶてきじゆう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プレスの内部的自由」の意味・わかりやすい解説

プレスの内部的自由
プレスのないぶてきじゆう

マス・メディアプレス内部における自由。マス・メディアが企業として高度に発達した社会では,マス・メディアの自由が,国家権力など外部勢力との関係における自由の問題とともに,重要な意味をもつようになった。この問題をめぐる論議は 1960年代末からドイツ連邦共和国西ドイツ)で活発になり,「内部的自由」を盛り込んだ編集綱領が新聞雑誌放送分野で相次いで制定された。新聞を例にとると,(1) 発行人に対する編集者の新聞編集上の権限保障,(2) ジャーナリスト自己信条確信に反する記事を書くことを強制されない保障,(3) 編集幹部の人事権への参加,(4) これらの編集者の権利を保持していくための編集協議会の結成,などが規定された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む