20世紀西洋人名事典 「ヘルマンハイエルマンス」の解説
ヘルマン ハイエルマンス
Herman Heijermans
1864 - 1924
オランダの劇作家。
ロッテルダム生まれ。
高等学校を卒業後、銀行員や古着商、新聞記者を経て、劇団を主宰する。1893年帝政ロシアのユダヤ人迫害をテーマとした「アハスフェルス」を発表し、大きな反響を呼ぶ。以後、透徹した想像力と豊かな描写力で社会問題を扱い写実主義の戯曲を書く。特に「天佑丸」(1900)で国際的名声を博す。他の作品に「鎖」(’05年)、「結末」(’07年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報