ヘンリー・クリフトンソルビー(その他表記)Henry Clifton Sorby

20世紀西洋人名事典 の解説

ヘンリー・クリフトン ソルビー
Henry Clifton Sorby


1826.5.10 - 1908.3.9
英国岩石学者。
ヨークシャー州ウッドボーン生まれ。
岩石を薄片にして、顕微鏡で研究することに成功し、顕微鏡組織学を創始した。この方法で、粘板岩のへきかいと雲母片の配列が一致していること、石英の中に液体含有物が多数含まれていることなどを発見した。また、鉄鋼の試料も顕微鏡で研究して、純鉄相、真珠光沢相など7相があることを発見し金相学の樹立に寄与した。社会的には「微量血液の分光分析」(1864年)、「新元素ヤルゴニウムの発見論争」(1869年)などで有名になる。1880年以降はシェフィールド大学創設に尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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