ベアフット(読み)べあふっと(その他表記)barefoot

翻訳|barefoot

関連語 素足

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベアフット」の意味・わかりやすい解説

ベアフット
べあふっと
barefoot

水上スキーの一種。裸足(ベアフット)の状態を水上スキー用の板に見立て、モーターボートに取り付けたロープをつかんで曳航(えいこう)されながら水面を滑る。ベアフッティングbarefooting、ベアフットスキーbarefoot skiing、ベアフットウォータースキーbarefoot water skiingなどとよばれる。足の裏は板より表面積が小さいため、浮力を維持するために通常の水上スキーよりも速い時速60~70キロメートルというスピードが必要であり、また曳航するボートの運転手にも操縦こつが必須である。必要な曳航速度は、体重から割り出すことができる。水面を滑るプレーヤーは、浮力を増すパッド入りのウェットスーツを着用し、裸足のままつまさきを上に向け、かかとを水中に少し沈めた直立状態の姿勢を保ちながら滑る。

 アメリカで1940年代後半に始まったスポーツで、競技会はトリックtricks、スラロームslalom、ジャンプjumpの3種目が行われている。これらはオリンピックにない競技で構成されるワールドゲームズの正式種目となっている(水上スキー競技のなかの種目)。トリック競技はターンやジャンプ、片足をロープに絡めて横回転するトゥターンなどの回転技術を駆使して難易度を競い合う競技である。スラロームは指定されたポイントをジグザグ走行しながら正確に通過し、ゴール地点までの速度を競う。ジャンプは勢いをつけてジャンプ台を通過して空中に跳び、その飛距離を競う。ジャンプはもっとも人気がある種目であり、トッププレーヤーは25メートル以上もジャンプする。これらの主要競技のほか、長距離レースの大会も行われている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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