ベストナイン(読み)べすとないん

デジタル大辞泉 「ベストナイン」の意味・読み・例文・類語

ベスト‐ナイン

《〈和〉best+nine》日本プロ野球の賞の一。守備位置ごとに、その年に最も活躍した選手を選出し、表彰するもの。セントラルリーグでは守備位置ごとの9名が、パシフィックリーグでは指名打者を加えた10名が選出される。
[補説]外野手レフトセンター・ライトの区別なく、全体から3名が選出される。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベストナイン」の意味・わかりやすい解説

ベストナイン
べすとないん

プロ野球で1年間を通して活躍した選手を、日本野球機構が守備のポジションごとに選出し、表彰する賞。ベストナインは和製英語である。セントラルとパシフィックそれぞれのリーグから投手捕手、内野手4ポジション、外野手3人の各9名と、パ・リーグの指名打者1名をあわせた合計19名が選ばれる。外野手は守備位置に関係なく一律に外野手として扱われる。投票は新聞社、通信社、放送局に所属し、プロ野球を5年以上担当している記者が、各ポジション1名ずつを選出する。各ポジションで得票のもっとも多い選手がベストナインとなり、得票が同数の場合は複数の選手が選ばれることもある。また、この投票結果において、全ポジションを通じて得票数1位の選手を最優秀選手新人でもっとも得票した選手を最優秀新人として表彰している。

 1940年(昭和15)に第1回のベストナインが発表された後、戦争のために中断し、2回目が行われたのは1947年(昭和22)であった。それ以降毎年表彰が行われており、1950年に1リーグ制から2リーグ制になってからは、各リーグから選出されるようになった。

[編集部]

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