ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コティヤール」の意味・わかりやすい解説
コティヤール
Cotillard, Marion
フランスの女優。父は俳優で監督,母は女優という芸能一家に育つ。父親が書いた芝居で初舞台を踏んだ。映画女優としての初の大役はリュック・ベッソン脚本の『TAXi』Taxi(1998)。『ロング・エンゲージメント』Un Long Dimanche de fiançailles(2004)でセザール賞助演女優賞を受賞。ティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』Big Fish(2003)でアメリカ合衆国での知名度を上げる。2007年,『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』La Mômeで名歌手ピアフになりきった迫真の演技が称賛され,アカデミー賞ほか,セザール賞,イギリス・アカデミー賞 BAFTA,ゴールデングローブ賞など数々の賞で主演女優賞を受賞した。その後『パブリック・エネミーズ』Public Enemies(2009),ミュージカル映画『NINE』Nine(2009),『インセプション』Inception(2010),ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』Midnight in Paris(2011),スティーブン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』Contagion(2011),『ダークナイト ライジング』The Dark Knight Rises(2012)などに次々と出演。女優業のかたわら,環境保護団体グリーンピース・インターナショナルの広報担当としても活動する。
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