山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
ベトナム軍のカンボジア侵攻(ベトナムぐんのカンボジアしんこう)
1978年末から79年初頭にかけて,大量のベトナム軍がカンボジアに侵攻,ポルポト政権を首都プノンペンから追放した。75年のベトナム戦争の終結後,ベトナムとカンボジアの新政権の関係は,国境地帯での衝突を契機に急速に悪化した。ポルポト政権を中国が支援したため,この侵攻は79年の中越戦争の原因になった。ベトナム軍は89年にカンボジアから撤退した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報