ベネット骨折(読み)ベネットこっせつ(その他表記)Bennett's fracture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベネット骨折」の意味・わかりやすい解説

ベネット骨折
ベネットこっせつ
Bennett's fracture

母指の中手手根関節部の脱臼骨折で,1882年に E. H.ベネットが報告した。母指の長軸方向に対する外力で生じるといわれ,突き指,けんか,ボクシングなどの際によく起る。治療にはギプス包帯による固定や,手術による整復固定が行われる。整復位での固定はむずかしく,再脱臼を起して変形や運動時の疼痛原因となったり,母指のつまみ動作ができなくなったりすることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む