突き指(読み)つきゆび

日本大百科全書(ニッポニカ) 「突き指」の意味・わかりやすい解説

突き指
つきゆび

指を伸ばした状態で、指先ボールが当たったり突いたりしたときに生ずるスポーツ外傷の一つ。指節間関節捻挫(ねんざ)や打撲のほか、骨折脱臼(だっきゅう)、腱(けん)断裂などが含まれている。外力による関節の過度伸展や屈曲が原因で、遠位指節間関節に生じたものは槌指(つちゆび)変形をきたし、伸筋腱断裂や腱付着部の剥離(はくり)骨折がみられ、自動的に指を伸展することができなくなる。重症の場合はX線検査でその程度を確かめる。治療としては、指節間関節を過伸展位にしたまま、副子によって2~3か月間固定する保存的治療が主として行われる。

[永井 隆]

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百科事典マイペディア 「突き指」の意味・わかりやすい解説

突き指【つきゆび】

主として先端方向からの外力による指の傷害靭帯(じんたい)や(けん)の断裂,捻挫(ねんざ)などが起こる。ボールを扱うスポーツの場合に多く生じ,指の関節部がはれて痛み,変形や軽度の機能障害を残す。冷湿布,固定包帯,牽引(けんいん)などで治療,重症では腱縫合などの手術を行う。

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