出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…アッタロス1世の時代,ガリア人に対する勝利を記念して作られた《死のガリア人》《妻を殺し自殺するガリア人》などの群像彫刻(ローマ,カピトリーノ美術館・テルメ美術館)や,エウメネス2世の時代の壮麗なゼウスの大祭壇とそのフリーズを飾る《神々と巨人の戦い(ギガントマキア)》の浮彫(ベルリン,ペルガモン美術館)など,ヘレニズム期ギリシア美術の貴重な遺物の出土で知られる。ローマ支配下においても繁栄を続け,716年アラブに破壊されてからは衰微の一途をたどったが,近代になってからはトルコのベルガマ市として復活し,この地方の産業・行政の中心地になっている。ペルガモンの発掘は1878年ドイツ人技師フーマンC.Humannとベルリン博物館のコンツェA.Conzeによって始められ,その後デルプフェルト,ウィーガントT.Wiegandらの考古学者に受け継がれた。…
※「ベルガマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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