ベルトラミ(読み)べるとらみ(その他表記)Eugenio Beltrami

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベルトラミ」の意味・わかりやすい解説

ベルトラミ
べるとらみ
Eugenio Beltrami
(1835―1900)

イタリアの数学者。クレモナに生まれ、パビアミラノの大学で学んだ。ピサボローニャローマ、パビアの各大学教授を歴任微分幾何学を専門としたが、弾性学にも寄与した。トラクトリックスとよばれる曲線をその漸近線の周りに1回転して得られる曲面上ではガウスの全曲率は負で一定であるが、ベルトラミは、この曲面上で、点を点、測地線を直線と考えれば双曲的非ユークリッド幾何学が成り立つことを発見した。この曲面は「ベルトラミの擬球」とよばれる。

矢野健太郎

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367日誕生日大事典 「ベルトラミ」の解説

ベルトラミ

生年月日:1835年11月16日
イタリアの数学者
1900年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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