ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベロッホ」の意味・わかりやすい解説
ベロッホ
Beloch, Karl Julius
[没]1929.2.1. ローマ
ドイツ生れの古代史家。イタリアのパレルモ,ローマ大学に学び,長くローマ大学教授をつとめた。古代社会の経済の発展段階を近代的なそれと解するベロッホと,家内経済の段階にあったと主張する K.ビューヒャーとの間の論争は有名。主著は『ギリシア,ローマ世界の人口』 Die Bevölkerung der griechisch-römischen Welt (1886) ,『ギリシア史』 Griechische Geschichte (4巻,93~1904) 。
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