20世紀西洋人名事典 「ベンニコルソン」の解説
ベン ニコルソン
Ben Nicholson
1894.4.10 - 1982.2.6
英国の画家。
バッキンガムシャーのデナム生まれ。
画家ウィリアム・ニコルソンの息子で、スレード美術学校を中退後独学で絵を修得、はじめ米仏で学びキュビスムの影響を受け、次にモンドリアンと出合い造形思想に共鳴。1933年パリの「抽象・創造」展覧会に参加、’37年ガボ、ペブスナー等と構成主義雑誌「サークル」刊行、作品は淡色の甘美な抒情ときびしい抑制でイギリス的特色を保ち「モンテ・アルチノ」(’55年、ミルウォーキー、個人蔵)等がある。’52年カーネギー国際祭一等受賞、’56年グッゲンハイム財団賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報