ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペザロ」の意味・わかりやすい解説 ペザロPesaro イタリア中東部,マルケ州ペザロエウルビノ県の県都。アンコナ北西約 60km,アドリア海にのぞみ,フォリア川の河口に位置する。古代ローマの植民都市で,ピサウルムと呼ばれた。 13世紀に教皇領となったが,領主がしばしば交代し,1631年から再び教皇に帰属。現在はブドウ,野菜などの取引が中心をなすほか,機械,繊維,造船工業が発達し,15世紀以来の伝統をもつマジョリカ陶器が製造される。陶器の陳列で有名な市立博物館,15世紀建設のスフォルツァ家の宮殿がある。海水浴場としても有名。人口8万 8500 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペザロ」の意味・わかりやすい解説 ペザロぺざろPesaro イタリア中部、マルケ州ペザロ・エ・ウルビーノ県の県都。人口9万0311(2001国勢調査速報値)。アドリア海に面し、フォーリア川の河口近くに位置する。海水浴場として知られる。14世紀末以降、陶器の生産が行われてきたが、ほかに農畜産物の取引やオートバイの製造が営まれる。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by