精選版 日本国語大辞典 「ペダントリー」の意味・読み・例文・類語 ペダントリー 〘 名詞 〙 ( [英語] pedantry ) 知識や教養をひけらかすこと。学者ぶること。知ったかぶり。衒学(げんがく)。[初出の実例]「ペダントリイの縦横すべき日にあらざるなり」(出典:時勢に感あり(1890)〈北村透谷〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペダントリー」の意味・わかりやすい解説 ペダントリーぺだんとりーpedantry 知識や教養をひけらかすこと、学者ぶること、知ったかぶりをいう。衒学(げんがく)、衒学趣味。フランス語ではペダンチスムpédantisme。ペダンチックpedanticは形容詞形である。ペダントpedantは元来、教師をさしたことばであったが、教師のもつ一属性の気むずかしい頑固さや、知ったかぶりが強調されて、学問を鼻にかけ、気どって学者ぶったり、物知り顔をすることや、空理空論をぶって杓子定規(しゃくしじょうぎ)に規則にこだわる人を、ある種の悪意をもっていうことばとして用いられるようになった。[宇田敏彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例