現代外国人名録2016 「ペドロコスタ」の解説
ペドロ コスタ
Pedro Costa
- 職業・肩書
- 映画監督,ドキュメンタリー作家
- 国籍
- ポルトガル
- 生年月日
- 1959年3月3日
- 出生地
- リスボン
- 学歴
- リスボン大学(歴史・文学),ポルトガル国立映画大学卒
- 受賞
- テッサロニキ国際映画祭最優秀芸術貢献賞〔1994年〕「Casa de Lava」,ロカルノ国際映画祭青年批評家賞/スペシャルメンション〔2000年〕「ヴァンダの部屋」,山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞・国際批評家連盟賞〔2001年〕「ヴァンダの部屋」,フランス文化賞最優秀外国映画作家〔2002年〕
- 経歴
- 青年時代はロックに傾倒し、パンクロックのバンドに参加。国立映画大学に学び、アントニオ・レイスに師事。その後、映画プロデューサーのパウロ・ブアンコの誘いでラウール・ルイスらの助監督を6年間務めたのち、1989年「血」で長編映画監督デビュー。2000年リスボンのスラム街フォンタイーニャス地区で撮影した「ヴァンダの部屋」でロカルノ国際映画祭青年批評家賞など受賞。ポルトガルを代表する映画作家として世界的に注目される。他の作品に、短編「Caratas a julia(ジュリアへの手紙)」(1984年)、長編「Casa de Lava(溶岩の家)」(’94年)、「骨」(’97年)、「コロッサル・ユース」(2006年)、ドキュメンタリー「ダニエル・ユイレ/ジャン=マリー・ストローブ 映画作家の微笑みはどこに?」(2003年)、女優・歌手のジャンヌ・バリバールを5年の歳月をかけて撮影した「何も変えてはならない」(2009年)などがある。著書に「ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声」がある。2005年日本のせんだいメディアテークで「ペドロ・コスタ 世界へのまなざし」が開催された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報