ペーペ(その他表記)Guglielmo Pepe

改訂新版 世界大百科事典 「ペーペ」の意味・わかりやすい解説

ペーペ
Guglielmo Pepe
生没年:1783-1855

ナポリ王国軍人。若くしてナポリ革命(1799)に加わり,その後職業軍人の道を歩む。1820年ナポリでカルボナリ党立憲革命に参加して革命政府の軍事司令官となるが,革命敗北後フランス,次いでイギリス亡命。48年オーストリアに対する独立戦争が始まると帰国,ナポリ兵を率いてベネト戦い,引き続きベネチア共和国防衛の指揮をとった。ベネチア陥落後,再び亡命生活に入り,晩年はトリノで過ごした。《回想録》(1847)がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペーペ」の意味・わかりやすい解説

ペーペ
Pepe, Guglielmo

[生]1783.2.13. スクイラーチェ
[没]1855.8.8. トリノ
イタリアの軍人,愛国者。 1799年のナポリ革命に参加,パルテノペア共和国崩壊後はフランス軍に従ってヨーロッパ各地を転戦。 1820年のナポリ革命に現役将校として加わったが,失敗してイギリスに亡命。 48年のイタリア独立戦争の際に帰国,ベネチア共和国の軍司令官に任じられてオーストリアと戦ったが,ベネチア陥落後,パリに再度亡命し,余生文筆に費やした。

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367日誕生日大事典 「ペーペ」の解説

ペーペ

生年月日:1783年2月13日
イタリアの軍人
1855年没

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