ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホスキンズ」の意味・わかりやすい解説
ホスキンズ
Hoskins, John
[没]1664/1665頃
イギリスのミニアチュール (小型肖像画) 画家。ファン・ダイクの肖像画の影響を受けてミニアチュールに油絵の強さと自由を与えた。 1640年チャールズ1世付きの画家となったが,晩年は甥で弟子の S.クーパーが画壇の中心となり,影が薄れた。作品は 20~64年にわたるが,後期のものは息子 (2世) の作,または親子の共作と考えられ,ロイヤル・コレクション,アムステルダム国立美術館,ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート美術館に多数収蔵されている。
ホスキンズ
Hoskyns, Sir Edwyn Clement
[没]1937.6.28.
イギリス国教会の神学者。ケンブリッジのコープス・クリスティ・カレッジの学生監 (1919~37) をつとめ,新約聖書学の研究に貢献,また神学教育に尽力した。 K.バルトの『ローマ書講解』を翻訳。主著『新約聖書の謎』 The Riddle of the New Testament (31) 。
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