20世紀西洋人名事典 「ホセ・エンリーケロド」の解説
ホセ・エンリーケ ロド
José Enrique Rodó
1871.7.15.(1872.の説あり) - 1917.5.1
ウルグアイの作家,思想家,哲学者,教育者。
元・モンテビデオ共和国大学教授,元・国立図書館長。
モンテビデオ生まれ。
独学で指導的知識人となる。フランスの文化及び思想に強く影響を受け、1895年文学・社会科学誌を創刊し、評論「プロスペロの望楼」(1914年)、「アメリカの人々」(’20年)などを掲載し、美や人間性、哲学、文学、論理を論じた。1900年国立図書館長に就任、’02年、’08年には下院議員に選出された。主な作品に、ラテンアメリカ精神を究明し当時のスペイン語圏諸国青年たちの福音となった評論「アリエル」(1900年)、「プロテウスのモチーフ」(’08年)など。反実証主義の立場をとる。近代主義散文の巨匠。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報