20世紀西洋人名事典 「ホルストビーネク」の解説
ホルスト ビーネク
Horst Bienek
1930 -
ドイツの小説家,詩人。
東ドイツで有名になったが政治的理由で4年間強制労働に服した。1975年に西ドイツに移り、出版放送業務に携わり、後に独立する。「外的抑圧に屈せぬ内面の自由」を主題とし、囚人としての体験を絡めた長編「独房」(’68年)、最良作を含む短編集「夜曲」(’59年)等がある。その他の作品にシレジアが舞台の「第一のポルカ」(’75年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報