ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホークスビー」の意味・わかりやすい解説
ホークスビー
Hauksbee, Francis
[没]1713.4.
イギリスの実験物理学者。衣料商の家に生れ,独学で科学を学んだ。個人教授や科学器具の製作を通じ,特にその実験的手腕の名声が高かった。 1703年,ロンドン・ロイヤル・ソサエティで行なった真空中の水銀の発光現象の実験が認められ,ロイヤル・ソサエティの専属実験担当者となる (1704) 。同会員 (05) 。当時その会長であったニュートンの信任があつく,ホークスビーの行なった静電気,毛管現象を主とする諸実験は,ニュートンの『プリンキピア』や『光学』の改版に際して,多くの理論的再考を促した。またその後の電気の実験的研究にも多大の影響を与えた。
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