日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボトキン」の意味・わかりやすい解説 ボトキンぼときんВасилий Петрович Боткин/Vasiliy Petrovich Botkin(1811―1869) ロシアの作家、評論家。1830年代にはスタンケービチ・サークルに属し、40年代初頭にはゲルツェンやオガリョフと近しかった。哲学、文学、絵画、音楽、演劇など広い分野にわたる論文や翻訳を新聞・雑誌などに発表。その立場は概してリベラルであり、50年代後半に『現代人』誌が急進派に主導権を握られるや、ツルゲーネフらとともにこの雑誌とたもとを分かった。[藤家壯一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例