ボニファチウス3世(読み)ボニファチウスさんせい(英語表記)Bonifatius III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボニファチウス3世」の意味・わかりやすい解説

ボニファチウス3世
ボニファチウスさんせい
Bonifatius III

[生]?. ローマ
[没]607.11.12. ローマ
ローマ出身の第66代教皇在位 607.2.~11.)。ローマ教会助祭であった 603年,教皇グレゴリウス1世(在位 590~604)により,教皇大使としてコンスタンチノープルへ派遣され,ビザンチン皇帝フォーカス(在位 602~610)から,ローマ教皇を全教会の首長と認めるという勅令を得た。また教皇として,教皇選挙を規制するための教会会議を招集した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android