ポポカテペトル

百科事典マイペディア 「ポポカテペトル」の意味・わかりやすい解説

ポポカテペトル[山]【ポポカテペトル】

中米,メキシコ市南東約70kmの成層火山。標高5465m。万年雪を抱き山頂に直径約600mの火口がある。16-18世紀に活動したが,1927年の噴火後は活発な活動をしていなかったが再び噴火活動が繰り返されている。2000年の噴火では周辺住民約5万人が避難した。2012年にも噴火。1519年H.コルテスの部下が初登頂。山麓は,スペインによる植民地支配直後からキリスト教布教の拠点で,大聖堂を擁するクエルナバカ修道院や,博物館となっているテポストランの修道院など16世紀初頭に各地で建設された14の修道院群は1994年,世界文化遺産に登録。
→関連項目プエブラ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android